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購入したPCと自作PCの遍歴



 PCの個人所有が普及しはじめたのは,Windows95が世に出てきた1995年以降だと思います。私もそのころに初めてPCを所有して以来, いろいろなPCを所有してきましたので,一度整理しておこうと思い作成したページです。
 2011年以降,大きくPC環境を変えていませんので,一昔前のPC環境,PC自作の状況などが主な内容となります。



1.メーカー製PC(デスクトップ)

 これまでに購入してきたデスクトップPCです。PCが世に普及しはじめた頃は,とにかく高い買い物でした。

富士通 FMV-DESKPOWER CE 5120DPC

富士通 FMV-DESKPOWER CE 5120DPC


<購入年月>:1996/10
<購入価格>:プリンタとセットで約25万円
<スペック>
CPU:Intel Pentium 120MHz,メモリ:16MB-RAM,ストレージ:HDD 1GB,ビデオ:ATI mach64-264VT
他:28.8Kbpsモデム,フロッピードライブ,CD-ROMドライブ,15インチ内蔵CRT,IRコマンダ
OS:Windows 95
他詳細仕様についてはこちらをご覧ください。

<他説明>
Windows 95が世に出てきて,しばしらくたってから,テレビショッピング(ジャ〇ネット×××)で購入したはじめてのデスクトップPCです。 今見ると酷いスペックに見えますが,こんなスペックでもWindows95はしっかり動いていました。 HDDが1GBっていうのは,今なら少し大きめの動画ファイルが1つ入るか入らないかって程度ですが,当時では標準的なHDD容量で, 特に不便を感じることは無かったように思います。
あと,当時のインターネット接続はモデムを使ったダイアルアップ接続が主流で,長時間インターネットに接続していると 通信費が巨額になってしまうため常時接続というわけにはいかず,接続時間制限付きでNIFTY-Serveなどのパソコン通信を 利用したりしていました。

2年後,買い替えにより使わなくなり実家に置いてきたのですが,その後処分されたそうです。
Compaq Presario 4660 17

Compaq Presario 4660 17


<購入年月>:1998/6
<購入価格>:約33万円
<スペック>
CPU:Intel PentiumII 300MHz,メモリ:64MB-SDRAM,ストレージ:HDD 8GB,ビデオ:ATI RAGE PRO
他:56.6Kbpsモデム,フロッピードライブ,DVD-ROMドライブ,17インチCRT
OS:Windows 95 → Windows 98
他詳細仕様についてはこちらをご覧ください。

<他説明>
当時の最新CPUだったPentiumIIを搭載し,またDVD-ROMドライブの搭載という目新しさもあってか結構な価格で,ローン(24回払い)で購入しました。 もちろん,最初に購入したPC(約25万円)もローン(金利手数料はジャ〜負担)で購入しましたので,こんなもんでしょうか。
また,このCRTはやたらデカくて重たかったです。この頃は,まだ液晶ディスプレイは高価で,まだPCモニターとして一般的ではありませんでした。
PC本体は2年ほど使って物足りないスペックと感じ,親戚に譲ったのですが,その後どうなったかは定かではありません。CRTは2004年くらいまで使い, その後ハードオフにて10円で引き取ってもらいました。

この頃は個人のPC所有が普及しはじめて間もないということから,PC関連技術が目まぐるしく変化する時代でした。最新の技術であっても,それが劣化する 速度は今の比ではなかったと思います。高い買い物だったPCをたった2年程度で買い替えとか,やってられません。。。
これ以降,メーカー製のデスクトップPCを買うことはなくなり,自作PCに走ることになりました。(笑)


2.メーカー製PC(ノート)

 これまでに購入してきたノートPCです。ノートPCが手に入れやすくなったのは21世紀になってからだと思います。それまではデスクトップPC以上に高価で, 50万円以上するノートPCが普通にあった記憶があります。

東芝 Libretto L5/080 TNKW

東芝 Libretto L5/080 TNKW


<購入年月>:2003/4
<購入価格>:約11万円
<スペック>
CPU:Transmeta Crusoe TM5800 800MHz,メモリ:256MB-RAM,ストレージ:HDD(ATA66) 20GB
ビデオ:ATI Mobility Radeon-M,LAN:10/100Mbps,無線LAN:IEEE802.11b
他:56.6Kbpsモデム,10型ワイド型液晶
OS:Windows XP Pro → Windows 2000 Pro
他詳細仕様についてはこちらをご覧ください。

<他説明>
はじめて購入したノートPCなのですが,購入後2年でHDDが死んでリカバリー不能となり,その後HDDを換装し,Windows 2000 Proをインストールして 復活させましたが,いろいろと苦労させられたノートPCです。 その時の経緯については,こちらの「Libretto L5 が蘇った!」のページをご覧ください。

今も所有してはいるのですが,とうにサポートの切れているWindows 2000 Proが入っているこのPCを使う機会はもう全くありません。 動作の軽いLinuxを入れてみようかと思ってはいるのですが,このスペックではたかが知れているような気がして手付かずになっています。
HP Compaq nx4300

HP Compaq nx4300


<購入年月>:2005/10
<購入価格>:約12万円
<スペック>
CPU:Intel Celeron M 360 1.4GHz,メモリ:256MB-RAM,ストレージ:HDD(ATA100) 40GB
ビデオ:Intel 915GM Express,LAN:10/100Mbps,無線LAN:IEEE802.11b/g
他:CD-RW/DVD-ROM一体型ドライブ,12.1ワイド型液晶
OS:Windows XP Home
他詳細仕様についてはこちらをご覧ください。

<他説明>
Libretto L5/080 TNKWが一時期使用できなかったため,仕方なく購入したPCです。仕方なくとは言ってもLibrettoよりもはるかにスペックが上でした ので,こちらをメインのノートPCとして使用し,結構長い期間(7年間),しっかりと働いてくれました。

2012年ごろ,OSは起動するもののディスプレイが死んでしまい,どうにもならなくなりました。修理に出す気は無く,廃棄するにしてもお金がかかる ご時世ですので,ハードオフに持っていったところ50円で引き取ってもらいました。
HP 1000-1423TU

HP 1000-1423TU


<購入年月>:2013/12
<購入価格>:約5万円
<スペック>
CPU:Intel Core i3 3110M(Ivy Bridge)2.4GHz,メモリ:4GB → 8GB(DDR3 PC3-12800)
ストレージ:HDD(SATA2) 320GB → SSD(SATA3) 256GB
ビデオ:Intel HD Graphics 4000,LAN:10/100Mbps,無線LAN:IEEE802.11b/g/n
他:DVDマルチドライブ,14型ワイド液晶
OS:Windows 8 Pro 64bit → Windows 8.1 Pro 64bit → Windows 10 Pro 64bit
他詳細仕様についてはこちらをご覧ください。

<他説明>
HP Compaq nx4300が壊れてしまい,新たに購入したノートPCです。Core i3(Ivy Bridge)搭載で5万円を切る価格でした。ノートPCも安くなったものです。

購入から6年経ちますが,もちろん今も使用しています。少しもっさりした動作だったのですが,今年に入ってからHDDをSSDに換装し,Windows 10 Proを クリーンインストールしたところ,見ちがえるほど快適に動作するようになりましたので,当面は使えると思っています。


3.自作PC

 これまでに自作してきたPCです。頻繁に自作しているわけではなく,2011年以降,滞っていますので自作PCの最新状況に疎くなってきていますが, これまでに6台のPC(マイナーチェンジ除く)を組んできたので紹介します。

自作1号機

自作1号機


<自作年月>:1999/10
<スペック>
CPU:Intel Celelon 300A, マザーボード:ABIT BH6(slot1), メモリ:SDR SDRAM PC100 128MB
ストレージ:HDD(ATA 33) 10GB, ビデオ:S3 ViRGE/DX(4MB) PCI, サウンド:Creative Vibra 128 PCI
LAN:10/100Mbps LAN PCI(corega?)
ドライブ他:フロッピードライブ,CD-ROMドライブ
OS:Windows 98

<他説明>
はじめての自作PCは,メインで使っていたCompaq Presario 4660のサブ機として作りました。サブ機のつもりだったので,CPUはCelelon 300Aのバルク品を使い, 他もできるだけ安価なパーツを使って組み上げました。
サブ機とはいえ,総額5万円程度でPC1台を組めることがわかったことで,これ以降,メーカー製のデスクトップPCを買うことは無くなりました。
自作2号機

自作2号機


<自作年月>:2000/8
<スペック>
CPU:Intel PentiumV 400MHz, マザーボード:ABIT BH6(slot1), メモリ:SDR SDRAM PC133 256MB
ストレージ:HDD(ATA 66) 20GB, ビデオ:RIVA TNT2 32MB AGP, サウンド:Xwave A571 T20 PCI
LAN:10/100Mbps LAN PCI(corega FE PCI-TX)
ドライブ他:フロッピードライブ,CD-RWドライブ, MOドライブPROMISE Ultra100 PCI
OS:Windowws 98 → Windows Me → Windows2000 Pro

<他説明>
自作PC2号機は,1号機で使用したマザーボードはそのままで,CPUをヤフオクで入手した最上位のPentiumVに変更し,他のパーツも上位のモノに変更して組み上げました。 これにより,この自作PC2号機が晴れてメインマシンとなりました。

しかし,当時あったslot1タイプのようなCPUソケットは無くなってしまいましたね。何か問題でもあったのでしょうか?
自作3号機

自作3号機


<自作年月>:2001/1
<スペック>
CPU:AMD K6-V 400MHz, マザーボード:FREEWAY FW-TI5VGF(socket 7), メモリ:SDR SDRAM PC100 196MB
ストレージ:HDD(ATA 33) 10GB, ビデオ:RIVA TNT 16MB AGP, サウンド:Creative Vibra 128 PCI
LAN:10/100Mbps LAN PCI(PLANEX?)
ドライブ他:フロッピードライブ,CD-ROMドライブ
OS:Windowws 98 → Windows2000 Pro, RedHat Linux

<他説明>
自作PC3号機は,2号機作成により余ったパーツを利用し,サブ機として組み上げました。AMDのCPU(K6)が当時,話題となっており興味もありましたので, 中古のCPUとマザーボードをヤフオクで入手して組み上げましたが,メインマシンにも見劣りしないスペックのマシンになったと思います。
自作4号機

自作4号機


<自作年月>:2004/10
<スペック>
CPU:AMD Athlon64 3000+ 1.8GHz, マザーボード:MSI K8T_Neo-FIS2R(socket 754)
メモリ:DDR SDRAM PC3200(DDR400) 768MB → 1280MB,ストレージ:HDD(SATA) 160GB
ビデオ:GIGABYTE R955128D 128MB AGP, サウンド:オンボード,LAN:10/100/1000Mbps オンボード
ドライブ他:フロッピードライブ,DVDマルチドライブ, MOドライブ
OS:Windows2000 Pro → Windows XP Pro

<他説明>
メインとして使ってきた自作PC2号機ですが,時代の流れと共にスペック不足からか動作が不安定となってきましたので,3年ぶりに新たに組み上げました。 CPUは当時出たばかりの64bit命令セット対応のAthlon64に決めて,その他のパーツを決定していきました。

せっかくの64bit対応CPUだったのですが,まだ対応アプリも多くなかったため,結局最後まで,このマシンで64bit OSを使用することはありませんでした・・・。
自作5号機

自作5号機


<自作年月>:2011/5
<スペック>
CPU:Intel Core i5 2500K(Sandy Bridge) 3.3GHz, マザーボード:Asrock H67DE3(LGA1155)
メモリ:DDR3 SDRAM PC3-10600(DDR3-1333) 16GB, ストレージ:HDD(SATA2) 500GB → SSD(SATA3) 256GB
ビデオ:Intel HD Graphics 3000(CPU内蔵),サウンド:オンボード,LAN:10/100/1000Mbps オンボード
ドライブ他:DVDマルチドライブ,MOドライブPROMISE Ultra100 PCI
OS:Windows XP Pro → Windows 7 Pro 64bit → Windows 10 Pro 64bit

<他説明>
2004年以来,長いことメインとして使ってきた自作PC4号機ですが,シングルコアの限界を感じるようになり,7年ぶりに新たに組み上げました。 CPUは,はじめてのマルチコアCPU(4コア,4スレッド)となるCore i5 2500Kを選び,その他のパーツを決定していきました。この頃のAMDには選択肢となるCPUが 無く,久しぶりのIntelのCPU採用となりました。

このマシンですが,組み上げて8年経っており,長い間,Windows7を入れて使用してきて不便も感じなかったのですが, 来年にはサポートが切れてしまうということで,仕方なく今年(2019)に入ってからOSをWindows 10にアップグレードしました。 ついでにHDDからSSDにOSを入れ替えたところ,OSの起動時間を含め,快適そのものとなってしまい,当面は,新たに組み上げる必要性も感じなかったのですが, 7月に入り,急遽,次期自作PCを組み上げることになりました。
ともかく,これにて"Sandy Bridge おじさん"からは卒業することになりました(笑)。

自作6号機 自作6号機

自作6号機


<自作年月>:2019/7
<スペック>
APU:AMD Ryzen 5 2400G 3.6GHz, マザーボード:Asrock B450 Pro4(AM4)
メモリ:TEAM DDR4 2666Mhz PC4-21300 16GB, ストレージ:Apacer M.2 NVMe PCIe Gen3 x2 SSD 240GB
ビデオ:AMD Radeon RX Vega 11 Graphics(CPU内蔵),サウンド:オンボード,LAN:10/100/1000Mbps オンボード
ドライブ他:DVDマルチドライブ
OS:Windows 10 Pro 64bit

<他説明>
2011年以来,今年(2019)に入ってもまだメインマシンとして何不自由なく使っていた自作PC5号機ですが,7月に入るとAMD Ryzenの第三世代CPUの発売により, 第二世代CPU,第一世代APUの価格が下がったこともあって,急遽自作PC6号機を組み上げることにしました。 テーマは「コストを抑え,それなりのスペックを持ったマシンの自作」ということで,各新規のパーツを以下の価格で入手して組み上げました。
・APU     :AMD Ryzen 5 2400G               : 12,980
・MB     :Asrock B450 Pro4                : 9,588
・MEMORY  :TEAM DDR4 2666Mhz PC4-21300 8GBx2枚    : 6,980
・M.2     :Apacer M.2 NVMe PCIe Gen3 x2 SSD 240GB    : 3,900
・ケース    :Sharkoon SHA-VS4-WBK:             : 5,054
・電源     :Owltech RA-500B (80PLUS BRONZE認証/500W)   : 4,201

また,この時期,アマゾンプライムデー,楽天スーパーセール,〜ペイの〜%還元を利用できることもあり,出費を抑えられる見込みがあったことも 新たに自作PCを組み上げる動機に繋がりました。それらを利用することで実質3.5万円以下の出費に抑えられたと思います。
選択したCPUというかAPUは2000番台のRyzenなのですが,なぜか第一世代のRyzenです。しかし,GPU内蔵のGシリーズは第二世代のGシリーズ(なぜか3000番台)と性能面で大差は無いそうで, この価格なら充分かと思います。4コア8スレッドのAPUですが,8年前のCore i5 2500Kとの性能差は歴然で,特にGPU性能に関しては雲泥の差があります。 また,ストレージにM.2(PCIe Gen3 x2 SSD)をはじめて採用し,OSをインストールしました。HDD→SSD変更時のような劇的な差はありませんが,やはりより速くなったと感じます。
コストを抑えて急遽組み上げたマシンですが,私の使用用途の範囲では充分すぎるほどのマシンが組み上がったと思います。


4.自作PCで使ってきたパーツ類

 自作に使用してきたPCパーツについては,こちらのページをご覧ください。




以上。


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